こんにちは、ユキコ@アジアで働くワーママ(@SanoYukiko)です。
実は、先週、駐在先であるフィリピンから一時帰国しました。フィリピンでの約1か月の外出禁止措置から、さらに2週間の自宅待機に突入。
現時点では、日本滞在がどのくらいの期間になるかもわからない状況なのですが、地域の学校も休校になっており、家で過ごす時間がさらに長くなりそうな予感です…。
子どもの成長を近くで見守ることができるしあわせ
普段は、フルタイム勤務+月の半分は国内で出張するような生活をしていたので、子どもの成長をなかなか間近でみることができませんでした。
在宅勤務になってから、一日のほとんど一緒に時間を過ごすようになっています。
子どもはもちろん可愛いのですが、相手をする適性が欠けているという自覚がありすぎる私は、休校が宣言⇒外出禁止(=在宅勤務開始)になったときは、「マジか…」と軽く絶望していたわけですが、
と、子育て史上最高の充実感としあわせを感じています。
休校期間をもっと充実させるには?
とはいえ、在宅勤務の身であり、四六時中、子どもの相手をしているわけにもいかず…というか、長時間にわたって相手をできるようなネタも持ち合わせていないため、ついついタブレットに頼ってしまう日々。
うちの子は興味関心の範囲がものすごーく狭く(戦国武将、恐竜、科学実験ものがあればOK)、そもそもYouTubeの動画やGoogle検索といっても内容がひじょーに偏っています。親の目の届く範囲でタブレットを使っていること、事前に「◎◎をみてもいい?」と許可を求めてくることもあり、コンテンツ的にはあまり心配していませんでした。
また、割と自制心のある性格のようで、事前に視聴時間やエピソードの数を約束しておけば、ダラダラ見続けることはないのですが、やっぱりそれなりの長さのスクリーン・タイムになっています。
どうせ同じ時間を過ごすなら、もっとタブレットやアプリ、コンテンツとも上手に付き合いたい、有効な活用できないものかなと思っていたところ、こちらのセミナーがあることを知り、受講してみました。
家庭でのICT教育の環境を整えよう
セミナーの概要はこちらになります⇒★
私がこのセミナーを通じて学びたかったのは、
- 子どもの教育にICTを活用することにどんな可能性があるのか
- 安全、安心して子どもにPCやタブレットを使わせるための留意点
オンラインとかICTとか拒否反応まではないにしても、その可能性や利点を理解して使いこなせているとはいえないこと、これから日本の学校でもプログラミング教育が始まるというのは聞こえてきてはいるものの、正直、何のことだかあまりよくわかってないし!
セミナーでは、教育においてICTを活用することのメリットやデメリットだけでなく、ハード、ソフトの双方からおすすめの教材等の紹介、子どもの自立心を養いつつ、安心、安全に使う方法など、参考になる情報がたくさんあり、とても充実した内容でした。
わが家でもさっそく、子どもと一緒にGoogleのアカウントを取得したり(子どもは大喜び!)、(iPadのキーボードが故障していたこともあり)外付けのキーボードの買い替えを検討したり、少しずつ環境を整備していきたいと思っています。
試されてるのは親のほう
一方で、家庭におけるICT活用、上手な付き合い方のカギを握るのは、親⇒子どもへの意識的な関わり方なんだなーと。
PCやタブレットを渡して、ためになりそうな(or 害のなさそうな)コンテンツを見せているのも悪くないんだろうけれど、それでは”活用”の域には到底達していなくて、「内発的動機付け」を促して学ぶ意欲を高めてあげるために、子どもにきちんと目を配って声をかけてあげることが必要なんだなーということを改めて認識しました。
子どもにばかり目が向いていたけど、休校期間中の時間の過ごし方も、ICTの活用も、親の方が試されてるんだなw
子どもの可能性を広げる
なんとうれしいことに、セミナーの中で私の質問を取り上げて頂き、講師の田中先生に「教育においてICTを活用することの目的」についてをお伺いすることができました。
田中先生は、
よりよい社会をつくっていくこと
とおっしゃっていました。
ICTの力を借りて、いろんなアイデアを発信したり形にしたりすることができるようになる、それらのアイデアをより広く、より遠くへ拡げていくことができる、ともおっしゃっていました。
ICTが子どもの未来の可能性をさらに広げていくということですよね。
セミナー主催者であり、司会進行をしておられた寺島さんは、これを「想像を創造していく」とおっしゃていました。言い得て妙!
親の経験を超えて、親の知らない未知の未来へ羽ばたいていく子ども、「自分の全く理解できない子になった」というのが子育てのゴールだと田中先生がおっしゃっていたのも心に残っています。
休校の間のおうち時間をどう過ごすか、という目の前の課題も大事だけれど、「子どもの可能性を広げる」という中長期的な目的も見失いたくないなと思いました。
わが家でも、ICTを活用して「子どもの好き」「もっと知りたい」を極めることをテーマに、引き続き、試行錯誤していこうと思います。