こんにちは、ユキコ@アジアで働くママランサー(@SanoYukiko)です。
今日の記事は、前回お届けした家事嫌い克服法(戦略編)の続編になります。
(まだの方は、↑こちら↑の記事からお読みいただけるとうれしいです)
この記事は、
- 過去15年間、まともに家事をやったことがない
- 家事は好きでもないし得意でもない。むしろ嫌い!
そんな私が、
- 家事が嫌い/苦手
- 家事を少しでも楽に効率的にやりたい
- そのためなら、多少の投資も厭わない
- お金で時間を買ってもいいわ
という方たちに届け!と思って書いているものです。
最初にまとめておきます!
私が具体的に実行したのは以下の2つです。
- 時短家電の導入
- タスクシュートでタスク&時間管理
この2つについて、徹底的にPDCAをまわしながら実践したところ、1か月くらいで、自分なりの日次、週次の家事フローができあがり、生活が落ち着きました。
家事は、毎日のことで、嫌々でもやらないといけないので、経験の蓄積がそれなりに早く、成果が出やすい印象です。
今回と次回の記事では、実践編として、家事のスキル・経験ゼロ→イチにどのように取り組んだのかを振り返ってみたいと思います。今日は、「①時短家電の導入」についてです。
ちなみにですが、
- 家事に関する経験の蓄積が必要だったので、家事代行は、この時点では考えていませんでした。地方都市住みでしたが、そもそもそういうサービスの選択肢自体が少なかったのもあります。
- 料理については、Oisixのミールキット等もトライしましたが、私自身、好みの味でなかったこと、量が合わない(わが家には多すぎた)、何より子どもが食べなかった(涙)ので断念しました。
時短家電の導入
家事の経験・スキルがほとんどない私は、ネットでググるところから始めたのですが、令和の日本は便利な家電であふれていることを知り、文明の利器に頼ることにしました。
日本に長期滞在したのが何せ17年ぶり?とかだったので、家電がこんなに進化しているなんて知りませんでした!
時短家電の落とし穴
使い始めると便利で手放せなくなる時短家電なのですが、利用を検討する際に注意したい点があります。
それは、
スマート家電は時短にはならない!
ということ。
どの家事も、おそらく家電を使うより手作業の方がかかる時間ははるかに短いです。
例えば、ホットクックでお味噌汁をつくろうとすると30分はかかりますが、お鍋でつくれば10分程度ですよね。少量の食器なら、手洗いすれば10分もかかりませんが、食洗機で洗うと、短縮コースでも30分くらいはかかったりします。
単に「作業に要する時間を短くしたい」なら、家電に頼らないほうが早いかもしれません。
じゃあ時短家電のメリットって何なの?
という疑問が浮かんできますが、家電が自動で働いてくれている間、ずっと見張っている必要はないので、その間の時間を他の家事なり仕事なりに充てることができます。
この時間創出が時短家電を使う最大のメリットだと私は思っています。
したがって、日々の家事フローに時短家電の活用を組み込む際は、この「意外と時間がかかる」点をしっかり考慮する必要があります。
具体的にどのようにタスクをフローに落とし込んでいったかは、次の記事(タスク&時間管理)でご紹介しますね。
実際に購入した時短家電
私が実際に購入、使用した時短家電はこちらです!
- ホットクック(ヘルシオ)
- ウォーターオーブン(ヘルシオ)
- 床拭きロボット掃除機(ブラーバ)
- 食洗機
- コードレス掃除機(マキタ)
ここに洗濯乾燥機があれば完璧だったなーと思いますが、家電付きのマンスリー・アパートに住んでいたので、洗濯乾燥機は妥協しました。
もともと洗濯物は外に干すのが好きなのと、基本在宅で洗濯物はいつでも取り込めること、浴室に衣類乾燥機能もついていたので、そこまで不便ではなかったです。
日本の働くお父さん、お母さんにとっては、当たり前の存在であろうこれらの時短家電、特徴や活用方法等は、たくさんの情報がネット上にもあがっていますので、ここでは、「家事初心者」目線で、買ってよかったこと、期待とちょっと違った点などを記しておきます。
ヘルシオ(ホットクック・ウォーターオーブン)
家事(料理)初心者の私にとっての最大のメリットは、ズバリこれでした。
一定のロジックに従い、計量して調理すれば、不味くならない!
この「不味くならない」というのは、モチベーションを下げないという観点から超重要です。不味いものをつくると、子どもは食べないし、自分も食べたくないし、自己肯定感も下がる…。
その点、ホットクックやウォーターオーブンは、失敗は最小限、標準以上に美味しくつくれます。
計量が面倒!と思うかもですが、それは傲慢というものですよ。目分量でいけるのは中級者以上です!
ホットクックとウォーターオーブン、一択ならどっち?
この質問、ネット上でよく見かけましたが、私は、一択なら、ホットクックの方をおススメします。
ウォータオーブンよりも安価ですし、オーブンよりも、料理初心者にとっては機能的に活用の幅が広いと思います。
両方持つメリットは、二品を同時並行で調理できるので、ここはある意味、時短になります。ホットクックとウォーターオーブンの二段調理機能をそれぞれ使えば、理論的には四品同時につくることもできるのかもしれません。(が、高レベルすぎる使いこなしスキルで、私には無理!)
最新モデル or 旧モデル?
ホットクックは一番小さいサイズを購入したかったので、選択の余地なく最新機種を購入しましたが、ウォーターオーブンは、前年モデルを購入しました。
正直、機能的には大差ないと思うので、前年モデルでも問題ないと思います。特に新モデルが出た直後は、型落ちしたモデルのお値段が下がりますので狙い目かと。
新モデルには自動メニューが多く搭載されているのだと思いますが、意外と搭載メニューの利用機会は少なく、ほとんどの場合、手動設定で代替できます。(ググれば情報多数)
実は、フィリピンに戻ってからも、ヘルシオが好きすぎて、海外仕様のウォーターオーブンを購入したのですが、日本のように自動メニューがほとんどありません。ゆえに、基本、手動で対応。
ホットクックは、今となっては、お味噌汁以外は手動しか使っていません。
上位機種 or 下位機種か?
この問いは、実は、正しいようで正しくなくて、重要なのは容量(キャパシティ)だと思います。容量についていえば、大は小を兼ねるので、大きいのが正義!だと個人的には感じています。
容量を決めれば、かなり選択肢が限定されてくると思うのですが、料理初心者の場合は、「まかせて調理」機能も重要だと思います!(使ってみると、まかせて調理機能も、万能ではないことに気付くのですが)
一方、容量が大きい=設置にスペースを取ったりもするので、そのあたりも注意したほうがよいですね。
ちなみに、私自身は、二段調理はほとんど使わず(使いこなせていないだけかも)、無線LAN接続にいたっては接続すらしていないです。(接続に失敗し続けてあきらめただけです)
食洗機
当初、スペースの制約もあり、食器乾燥機(兼 食器棚。片づけるの面倒なので。笑)を購入しようと思っていました。
が、調べてみると、乾燥機は(食洗機の台頭により)選択肢が少なく、かつ意外と場所を取るということが判明。逆に、乾燥機+αのお値段で食洗機が買えることがわかったので、方針変更しました。
工事不要の卓上型一択だったので、サンコーの「ラクア」という製品を購入しました。価格や機能は、他社製品も似たり寄ったりだったので、最後はサイズが決め手でした。
(今見たら、ブラックがでてますね!)
食器洗いはそこまで時間と手間のかかる作業ではないのですが、導入してみたら満足度は高かったです。意外と見逃せないのが、手荒れの削減効果!笑
不満は…ネットなどでよく見かけるコメントですが、乾燥機能には限界があるようで(Panasonicなど高価格/上位モデルは違うかも?)、乾燥後も布巾で拭くという作業が発生、当初の目論見だった「いっそ食器棚として活用」は無理でした。
床拭きロボット(ブラーバ)
水を床に噴射してくれる上位モデルと迷いましたが、床拭きの使い捨てドライシートを使えるモデルにしました。
ドライシートで細かなほこり等を取った後に水拭きしてもらいつつ、ささっと掃除機をかけるという手順です。毎日やると、かなりキレイな状態が保たれます。
初めて使ったときは…メンタル崩壊寸前だったので、ブラーバちゃんのお掃除する姿があまりに健気で泣いてしまいましたね。
毎日、ブラーバちゃんに気持ちよく働いていただくために、床置きのものを極限まで減らしたので家全体がスッキリしました。毎日、多くのモノを上げ下ろしするのは面倒です。
週末にまとめて掃除をしていた頃は、気になってはいたけど、見ないふりをするしかなかった髪の毛やほこり、食べこぼし…床が明白色だったので目立つんですよね。
ブラーバちゃんのおかげで、キレイな床が保たれているだけでこんなにも幸せな気持ちになれるのか!と感動、QOLが爆上がりした感がありました。
コードレス掃除機(マキタ)
ブラーバちゃんでは対応できない箇所(階段、引き戸のレール、部屋の隅っこ等)には、やはり掃除機が必要です。
アパートの家電として提供されていた掃除機は、有線かつ重さのあるもので、とにかく使い勝手が悪かった!
自分の好きな色&デザインの軽量コードレスに変えて、リビングの片隅に置くようにしたことで、一気に掃除機かけのハードルが下がりました。
家電の利用や設置は、この最初のアクションのハードルをどれだけさげられるか?が肝だと思います。なので、手順や設置場所を考える場合は、動線も細かくチェックしてほしいです。
髪の毛やほこりに気が付いたら、ちょこちょこ掃除機をかける。いい気分転換になるしキレイになるしで、セラピー効果も高かったです。
実際に私が購入したのは、通販生活のオリジナルモデルで、スタンドもあわせて購入しました。
通販生活のマキタのターボ・60
https://www.cataloghouse.co.jp/housework/cleaning_supply/1101022.html
概観はほぼこちらと同じです。(色はアイボリー)
軽量、コードレスは正義です!
無駄な投資にしないために
時短家電は、決してお安くはないので、「使いこなせず無駄な投資になったらどうしよう…?」と心配になる方も多いのではないかと思います。
家電単体もさることながら、例えば、ウォーターオーブンは、サイズ、重量的に置き場所を選ぶので、付随する投資もそれなりにかかりますしね。
めっちゃ精神論になりますが、「使いこなせなくてもOK!」と自分を許してあげるくらいの気持ちを持つのが大事だと思います。
時短家電を導入しようとしている方の大半は、既に色々頑張っていると思うので、迷っているなら買っていいと個人的には思います。ただでさえお疲れの日々だと思うので、悩んでる時間とエネルギーの方がもったいないですよ。
それでもやっぱり不安な場合は、出口戦略を決めておくことです!
私自身、時期未定なるも、近い将来フィリピンに戻る予定だったので、こんなに投資して意味あるのかなと思ったのと、昨今の日本は家電を処分するだけでも大変なので、
- 実家に寄贈する
- メルカリで売る
- フィリピンに持って帰る
というふうに、最初から終わりを決めて購入しました。
「最後は欲しい人にお譲りすればいい」と思うだけで、気持ちも楽になりました。
実際、ウォーターオーブンは母にあげて、食洗機はメルカリ、他はフィリピンに持って帰ってきて、変圧器をかませて活用しています。(海外での使用については自己責任でお願いします)
母は、ウォーターオーブンのレンジ機能しか使っていないようです…。家事プロに時短家具は不要ですね。
レンタルや一定期間の使用後に買い取りできるサービスもあるので(Rentioなど)、そういったサービスを活用するのもよいと思います。
まー、自分が納得できれば、別に出口戦略じゃなくても、ぶっちゃけ何でもいいです(笑)大事なのは、買った後に、投資分を回収するべく頻度高く使用することなので。
まとめ
今回、短期間ながら日本でワンオペ家事育児を経験して、日本の働くお母さんは、本当に忙しすぎるし、持続可能じゃないなと感じました。
わが家の場合、夫は家事育児にも協力的です。
私がビザの関係でフィリピンに戻っていた2か月間のあいだ、夫も、実家ヘルプを受けつつも、ワンオペ家事育児していましたし、男子二人で、それなりに楽しくやっていたみたいです。
息子は、いまでも、当時の話をしています。(ただ、帰ってきたら、家のなかはぐちゃぐちゃだったし、お風呂の排水溝はカビてましたけどね…涙)
夫婦二人がかり、しかも通勤なしの在宅勤務でも、共働きの家事育児は、白目をむく大変さでした…。
忙しい毎日の中で、働き方や子どもとの向き合い方、さらには自分の人生について考えたくても、その時間すら捻出するのが困難というのが現在の日本の子育て世代共働き夫婦の現実だと思います。
会社だったり、あるいは自分の親だったり、色んなプレッシャーもありますしね。(私は、実母のダメ出しでかなりメンタルをやられました)
家事のスキルも能力もゼロの私でも、時短家電の力を借りることで、時間をつくる・活用することができたので、便利なもの・サービスは、どんどん頼って活用したらいいなと思います。
この記事が、自分の時間をつくるための家電導入や家事効率化を考えたり、実践したりするキッカケになればうれしいです!
次の記事では、時短家電の導入をどのように日々の家事フローに落とし込み、タスクと時間の管理をしていったのかをご紹介したいと思います。