気がつけば、ほぼ2ヶ月ぶりの更新…。
先週は、出張で約6年ぶりにフィリピンを訪れていました。
フィリピンには2009年から2010年にかけて駐在していたのですが、面白いことに、フィリピンという国が6年前とは全く異なって見えたのです。
もちろん、6年という時間の経過とともにフィリピンも発展しているのですが、どちらかというと私自身の変化、成長によるところが大きい気がします。
一つは、フィリピン駐在後に留学したこと。
当時よりも、一段も二段も視点が高く、視野も広くなっているというのはあると思います。
もう一つは、仕事の内容が変わったこと。
前の駐在時は、ミンダナオという紛争地域を担当しており、地場産業振興とかコミュニティ開発とか割と住民に近い仕事をしていました。今も同じ業界にいますが、公的セクターながらビジネス寄りの仕事、かつ今回の出張のテーマは、インフラ開発における民間資金の活用。(←つまんなそう?笑)
そう、自分のおかれている状況/環境や興味関心によって、見える景色が異なるということ。
(意識、無意識の差はあるにせよ)人は「見たいものしか見えない」し、それゆえに「本当は必要なことを見落としてしまっている可能性もあるのではないか」と。
そういう視点で前回のフィリピン駐在を振り返ってみると、当時の私には、フィリピンという国のポテンシャルとかは見えていなかったな、と思います。
こうして文章にしてみると、至極当たり前のことなんですけど、実際に体感してみるとずっしりと感じるものがありました。
- 自分で見て感じる
- 「見えるもの」「見たいもの」以外にもあえて目を向ける
大切なことを見落としたくないな、と切に思ったフィリピン出張でした。
実はもう一つ、気づいたことがあるので、改めて書こうと思います。
(写真は当時住んでいたコンド。今も健在でした!)