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Birthday Resolutionー想いを形にする40代へ

こんにちは、サノユキコです。

本日、40歳を迎えました。

「来年の誕生日はどこで迎えるのかな」

毎年、そんなことに思いを馳せながら
迎えるこの日なのですが…

40歳の節目の誕生日は、
まさかのミャンマーで!迎えました。
しかも、5年連続で。

そして、来年は…

タイでもミャンマーでもない国で
お誕生日を迎えることになりそうです。

***

実は、誕生日の数日前に、
こんなことがありました。

うちで働いてくれている
メイド兼シッターさんは、
タイに出稼ぎに来ているミャンマー人。

その彼女が、先日、
警察に連行されてしまったのです。

なぜか携帯の使用を許されたので、
留置場から連絡をしてきたのですが、

お昼頃、
「強制送還されそう」という
メッセージを最後に
連絡が途絶えてしまいました…。

11月21日までは、
ビザの期限があることは確認をしており、
期限当日、更新手続き中と聞いていたけれど、
その後の確認はしていなかったわたし。

彼女が不法就労だった場合、
雇用主であるわたしも刑罰対象になる、
と言われ…

わたし自身、その日は、
自分のビザの手続きでイミグレにおり、
待たされること8時間、身動き取れず。
(手続きを終えないと、
わたし自身が不法滞在になってしまう)

たとえ強制送還されても、
とにかく元気に、無事でいてほしい

色んな不安がごちゃ混ぜになっても、
何もできず祈るばかり。

一連の手続きを終えて、
イミグレを出たのは、18時過ぎ。

空にポツンと浮かぶ三日月を
眺めながら、

もう彼女には会えないのかな…

なんて思って車を待っていたら、

携帯がブルっと鳴り、
「釈放されました!」とLINEが。

とりあえず安堵。

***

タイに出稼ぎに来ている
ミャンマー人の数は400万人にのぼり、
タイの外国人労働者の半数を占める、
ともいわれています。

祖国には、十分な仕事を得られる
収入機会がないので、
出稼ぎに出ざるを得ないという現状。

受け皿のタイは、経済発展に伴い、
労働力不足という課題を持っており、
ミャンマー人労働者がいないと、
社会や経済が成り立っていかない。

出稼ぎで来ている人たちは、
言葉や法律の知識がないために、
不当な扱いを受けたり、
劣悪な環境で働かなくてはならない。

仮に、言葉や知識があっても、
解雇されるのがこわいから、
権利を主張することもできない。

うちのメイドさんも、
社会的にも経済的にも弱い
そんな出稼ぎ者のひとり。

彼女が留置場で感じた
不安と恐怖を思うと
本当にやり切れない気持ち…。

わたしは、
弱い者いじめは嫌いです。

***

この経験を通じて、
改めて気づいたことがあります。

それは、

「社会的に弱い立場にいる人が、
少しでも安心して暮らせるために
何かしたい」

という強い気持ち。

***

30代は、公私ともに激動でした。

アフガンやミンダナオでの仕事
ハーバードへの留学
結婚、妊娠・出産、子育て
子どもと海外でのふたり暮らし

40代は、自分と家族に加えて、

「社会の課題を解決に貢献する」
「その思いを形にする」

という軸を一つ、追加します。

これまでもやっていますが、
もっと力を入れてやっていきます。

そして、今ももちろんそうですが、
「生きてきた中で今がいちばん幸せ」
という瞬間をどんどん更新していきます。

そんなわたしをいつも支えてくれる夫と
パワーの源であるムスコに感謝を込めて。

さ、40代も走り抜けるぞ!