昨日のエントリーの続きです。
気になる受講料は…?
息子が参加した16〜22ヶ月の子どもを対象としたPlay & Learnのクラスは、週1回、45分間のクラスで月額120ドルです。(15週間が1タームのような形になっており、実際の支払いは月ごとではありません)外国人向けの価格であることはまちがいありません。
ご参考までに、同じクラスに参加すると、
- ニューヨーク:199ドル(※)
- ワシントンD.C.:82ドル
※ニューヨークは、Upper East SideとUpper West Sideの教室です。同じニューヨーク市内でも、他地域ではもう少しお安いようでした。
となっていました。
留学していたマサチューセッツ州の場合、ボストンやケンブリッジに教室はなく、州内の他都市で89ドル。日本、近隣のタイ、ベトナム(ホーチミン)、シンガポール、マレーシアは、Websiteに料金の情報がありませんでした。
45分間って短くない??と思ったのですが、実際に体験してみると、1歳児には45分も結構長いよう。ちょうど眠くなる時間帯と重なっていたというのもあるかもしれませんが、終盤は疲れたのか、あまり歩かずハイハイになっていました。
月120ドルって高いの?安いの?
こればっかりは、各ご家庭の教育方針によるところが大きいので何とも言えません。
ヤンゴン在住歴2年9ヶ月の私の個人的な見解としては、教室の場所代(賃料)と外国人の先生のお給料といった固定費だけでもかなりかかると思うので、こんなもんかな〜、という気はしています。
わが家の試算
- 月120ドル→1クラス(週)あたり30ドル
- クラス以外に週2回、プレイルームとして使用=計週3回利用
とすると、
- 利用料ベースだと、1回につき10ドル
- クラス1回20ドル(施設利用より高付加価値)と考えたら、施設利用は1回につき5ドル
になるので、Play Gymの制度を使い倒せば、そこそこ元は取れるのかな、という算段です。早速、遊びに行ってきましたが、それはもう楽しそうに遊んでいました。夕方だったのですが、たくさん遊んで、晩ごはんもしっかり食べました。
ちなみに2クラス以上取る場合は、2クラス目から割引が適用されるようです。
クラスの選び方でバリューアップ!
今回体験したのは、「Play & Learn」というクラスでしたが、その他に「Art」と「Music」のクラスがあり、わが家の本命は、「Art」です。が、最低人数に達しておらず開講未定…。
理由はいたってシンプルで、
- そもそも母にArtの素養ゼロ(残念なくらいないです)
- 道具や材料を揃えたりするのが大変
- 家ではなかなかできない遊び→絵の具を使ったりするものは、家を汚してしまう可能性が高い+後片付けも面倒
つまり、家での遊びに補完的に位置づけられるものを選ぶことでバリューをだそう、という作戦です。
知育的にはどうなの?(その2)
体験クラスの「Play & Learn」の内容は、「Hard(固い)」と「Soft(柔らかい)」という概念を色々な遊具を使って学びましょう、といったものでした。が、月齢的にそういう進行についていけるわけもなく…本人は、どこ吹く風〜という感じでした(笑)
ただ、さすが長年にわたって培われた、そして世界各国で普及しているメソドロジーなだけあって、要所要所で子どもの関心をぐっと引き寄せる遊具の使い方とかには感心させられましたし、子どもへの働きかけ方としては参考になりました。
Gymboreeでは、どのクラスにおいても、親も子どもと一緒に参加する(Participation with your child in all activities)ことが推奨されています。やはり、クラスで学ぶだけでは限界があり、学習効果を高めるためには、クラスだけでなく、家庭での継続した働きかけがないと身に付かないということなのだと思います。
「Art」のクラスが開講しなければ、「Play & Learn」を受講しようかなと思っていたのですが、来週、「Music」のクラスもpreviewしてみる予定です。
まとめ
2回にわたって長々と書きましたが、ヤンゴンでは、こういったグローバルな方法論で展開しているフランチャイズの幼児教室は限られているので、その存在だけでもまだまだ希少価値が高いといえるのではないでしょうか。
Gymboreeは、外国人家庭だけでなくミャンマー人富裕層の子どもたちも受講しています。ミャンマーは、富裕層に限らず、一般的に教育に非常に熱心です。子どもの教育にお金をかけたいがゆえに、そのために子どもの数を1人ないし2人にしているという家庭も多く、実は、ミャンマーでは既に少子化が始まっていると言われているくらいです。
既に当地にある公文やフォニックスのお教室もウェイティング、学研さん、ベネッセさんも市場調査に来たことがあると聞いています。外国人の目からすると、フランチャイズの教育/知育サービスの品質に対する安心感・安定感が際立ってみえるというのはあると思いますし、ミャンマー人の上中流層というマーケットも狙うことができるかも?今後、このようなサービスはどんどん増えていくと思いますので、早めの検討、進出がカギではないでしょうか。
おまけ
実は私自身、教育サービスの需要増を見越して、2年半ほど前にヤンゴンでGymboreeのフランチャイズ経営をすることを検討していたのです!
ただ、当時は、賃料がスカイロケット的に高騰しており、不動産賃貸は超売り手市場でした。外国人+ビジネス目的だとレントは跳ね上がり、さらなる需要過多・供給逼迫を見越して半年契約という話もあり、「(物理的な)場所」が必要となるビジネスは無理!とあきらめた経緯がありました。
先見の明はあったということですね、先立つものはなかったのですが。自分が母親になって、こういう形でGymboreeとまた出会ったのも、何かのご縁ということで。