教育は、子どもに遺せる財産
といったことをよく耳にしますよね。自身の経験からしても、本当にそうだな、と思います。
教育は、学歴としてだけでなく、人格形成にも影響がありますし、生きる知恵、教養といったものを身につける「無形資産」だと思います。息子にも、本人の意思を尊重しつつ(まだ1歳ですが。笑)できるだけよい環境を、というのはずっと考えていることです。そういう意味で、「教育」=「環境」と置き換えられるかもしれません。
もう一つ、親として子どもに遺してあげることができるのは、「健康」なのではないかと思います。健康には、生まれ持った体質的なものも影響すると思いますので、ここでいう健康は、「健康をつくる・維持するための習慣」ともいえるでしょうか。
昨日、1歳の息子がアトピーであると医師に言われました。
アトピーは遺伝によるもの、と思っていました。夫も私も、アトピー家系ではないですし、私に至っては肌も丈夫なので、アトピーとか敏感肌とは無縁だと思っていました。目や首のうしろをかゆがる息子を見て、一時的なものだろうと。最近、肌が乾燥気味だな〜と感じてはいたのですが、新しく使い始めたローションが合わないのかな、くらいにしか思っていませんでした。
ところが、湿疹とかゆみは治ってもまたぶり返す、かゆみでよく眠れないときもある、ローションを以前のものに戻しても肌の乾燥は改善しない…これは、と思い調べてみたところ、アトピーなのではないかと。週末を利用して、医療水準の高いバンコクの病院まで行ってきました。
診断の結果、やはりアトピーであり、原因としては遺伝的なもの(=私(あるいは夫)から受け継いだもの)もある、と言われると、やっぱり落ち込みました。また、目に関しては、月齢の低い頃からかゆがっていたこともあり、今思えばあの頃から既に症状が出始めていたのかも、母親である私が正しい知識を持っていれば、もっと早く気付いてあげられたのに、と思うと、さらに落ち込みました。
一方、ここ数十年でアトピーになる子どもが増えているということからも、アトピーは遺伝だけの問題ではなく、生まれた後の環境(住環境、食生活、ストレスなど)に因るものも大きいのではないかと思います。
環境は、変えられる。整えることができる。
それこそ、教育と同じ。落ち込んでいる場合ではなく、目の前の息子をしっかりとケアしてあげること、少しでも快適に過ごせるようにしてあげることが大切。そう気持ちを切り替えました。
病気の仕組み、身体の仕組みを知り、それらに適ったケアをしてあげる。息子がもう少し大きくなったら、そのケアを一緒に、さらに成長したら自分でできるように。まさに、習慣をつくるということ。
そして、こうした健康をつくる・維持するための「習慣」こそ、私が息子に遺してあげられる財産なんだと思います。
親として、身が引き締まる思いです。
もちろん、黄金律にのっとって「後悔しない」と決めていますので(!)、息子のために、自分のために、そういうふうに動いてきます!
☆「迷ったときに自分に投げかける質問」について書く予定でしたが、変更しました。その「質問」については、また改めて書こうと思います。