キャリア

英語のこなれ感(2)

昨日のエントリーの続きです。

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ボキャブラリー、表現パターンを増やすには?

まず、上記の本はおすすめです!

この本に出てくる単語をマスターすれば、かなりの「こなれ感」を出せると思います。本の中で、オバマ大統領のスピーチが活用例として何度も出て来ているので、オバマ大統領のスピーチも参考になりそうですね。

辞書は英英辞典

使える語彙、表現パターンを増やしていくための王道としては、まず、「この単語、他にどんな類義語があるだろう?」と調べて、一つの単語から派生させていくことも有効です。私は、類義語以外に、一緒に使う前置詞、目的語に何を取るのか(物なのか人なのか)、語源、例文などもささっと見るようにしています。

英和辞典もいいですが、英英辞典やThesaurus(シソーラス、類義語辞典)も活用してみてはどうでしょう。私は、Cobuild、Oxford、Oxford Thesaurusを使っています。電子辞書だと一つの単語を同時に引くことができて便利です。

ALCの「英辞郎」、Google検索を活用

もう一つ、私は、アルクの「英辞郎」も、同じ意味を表す単語でニュアンスの違いを知りたい場合などに活用しています。検索欄に日本語を入れて、でてきた表現を数ページぶん眺めて、自分が言いたいことを表している日本語表現を探してみるのです。

例えば、上記の「難しい」を「英辞郎」で検索してみると、

eijiro-difficult

さっそく「challenging」がでてきました。

「難しいがやりがいのある」という日本語になっていますよね。こういう意味なのか、というのが感覚的にわかると、何となく、「challenging」を使えそうな気がしてきませんか?

有料版もありますが、無料版で十分活用可能です。留学出願時のエッセイも、大学院の勉強も、「英辞郎」様なしではなし得ませんでした。今も毎日お世話になっております。

Googleで検索をかけたりするのもいいと思います。Yahoo!知恵袋などでわかりやすい回答をしているものも結構ありますよ。

気になったら、すぐ調べる

あとで調べよう、と思うと忘れてしまうので、私は気になったらすぐに調べるようにしています。感覚的にわかるまで、ニュアンス的にこういう感じかなと思えるまで調べます。といっても、長くかかっても数分でしょうか。

覚えようとすると、逆になかなか覚えられないので(なぜでしょうね…)、「今度、○○のときに使ってみよう〜」「こういうときにこう言えばいいのね」といった感じで、単語や表現と実際に使う場面(イメージ)を紐づけて終了です。

もちろん、使う場面を積極的につくることができれば、言うことなしなのですが、そういう場面が訪れたら思い出せるかも、というくらいのゆる〜い感じで(笑)実際に使ってみて、相手の好リアクションを引き出せたら、小さくガッツポーズ!です。

語学の習得って本当に小さなガッツポーズの積み重ねですね。裏では同じくらいの回数、冷や汗をかいたり、恥ずかしい思いをしているんですが…

まとめ

英語学習についてつらつらと書いてきましたが、結局のところ「いかにボキャブラリーや表現パターン(構文)を増やすか」というところに落ちていくー何か毎回おんなじような結論ですよね。でも、真実な気がします。

おまけ:発音よりも抑揚やアクセント

英語の上手・下手は、発音ではなく、アクセント(抑揚)のような気がします。ジャパニーズ・イングリッシュでも、英語のリズムと抑揚を意識すれば、「こなれた」感じに聞こえると思います!

次回は、英語のメンタリティーについて書きたいと思います。ここにアンテナをたてると、さらに「こなれ感」が増すんじゃないかと思っています。