最近、仕事で英語を使う機会もほとんどないので、ブラッシュアップも兼ねてこちらの本を読んでみました。
[amazonjs asin=”4887597819″ locale=”JP” title=”カリスマ同時通訳者が教える ビジネスパーソンの英単語帳”]
浮かんで来たキーワードが「こなれ感」(ファッション雑誌みたい!笑)と「英語のメンタリティ」でした。
こなれてるって?
いきなり話が飛びますが、「こなれた」は、「熟れる」と書くんですね。知りませんでした…。「習熟して、さまになっている様子」「慣れてきて無理なくできる状態」という意味だそうです。
この本にでてくる単語は、もう自分のものとして使いこなせている、つまり「熟れてきているな〜」と自分の立ち位置を確認できました。
TTP!(徹底的にパクる)
では、逆に、どうやってこれらを身につけてきたのかな、と振り返ってみたところ、やはりネイティブの英語から学んだなということ。
ネイティブが話しているとき、あるいはフォーマルな場で「なるほど〜」と思った表現があったら、まずは徹底的にパクる(TTP)、自分も真似して使っちゃえばいいんです。そうしているうちに、自分のものになって、「こなれて」きます。
Problemを連呼する日本人
例えば、上記の本にも載っていた「difficult」と「problem」。
仕事の場で「difficult problem」というと、相手のやる気を引き出したいのに何だかネガティブな感じになってしまう感じがして、ずっと気になっていました。とあるスピーチで、どこかの国際機関の人が「challenging issues」という表現を使っているのを聞いて以来、真似して使うように。
日本人は、本当によく「difficult」「problem」を連発します。ネゴシエーションの場などでそういう場面に遭遇すると、すごく残念に思います。(そして、ちょっぴり恥ずかしかったりもします)問題だ!と何度も何度も指摘されて、うれしい人はいませんよね。そんなに何度も言われなくたってわかってるよ!って。
「こなれる」ことはある種のお作法
ビジネスの場では、相手にネガティブなことを伝えなくてはならない場合もありますよね。逆に、喜びやうれしさ、感動といったポジティブな気持ちについては、ストレートに伝えた方がよいと思います。
色々なシチュエーションを想定して、表現パターンをいくつか持っておくことは、自分の身を助けることにもなります。シチュエーションに即して、適切な表現を使うことは、相手に対して「配慮してますよ」というメッセージを伝えることにもなるのです。
フォーマルな場で、適切な言葉遣い、表現で話すということは、先日の歯の話ではないですが、それこそ知性、教養のあらわれだと思われているように感じます。日本においても、知性や教養とまでは言われないかもしれませんが、TPOに合った話し方、言葉遣いが求められますよね。それと同じことだと思います。
長くなったので次回に続きます。