先日、仕事で歯科関係の方(歯科医、歯科衛生士、歯科技工者)とお会いする機会がありました。
子どもの頃から歯医者さんのお世話になったことがほとんどないので、歯の健康には疎いです。息子が虫歯にならないためにどうすればいいのか、聞いてみました。
今、気をつけていること
- 歯みがきの習慣化
- 大人の唾液に触れないようにする(虫歯菌への感染予防)
まだ歯が生えそろっていない1歳児の息子の虫歯予防ために、上記以外にできることはあるのでしょうか。
歯並びをよくすること
というのが、歯科衛生士さんの回答でした。「歯並びがよいと虫歯になりにくい」んだそうです。確かに、歯並びがよいと、みがき残しは少なくなりますよね。
歯並びをよくするためにできることって?
と自問して思い浮かんだ答えは、「アゴを鍛える」というチープなものだったのですが、1歳児は、まだそんなに固いものを食べることもできませんしね…。
それに対する歯科衛生士さんの回答は、「しっかりした身体をつくること」というものでした。
具体的にどうすればいいの?
「しっかりした身体をつくる」と言われても、具体的に何をしたらいいかわからなかったので、さらに質問してみました。
- 姿勢、身体(左右)のバランスに気をつけるー座っているときの姿勢、向き癖、片方の手や足しか使わないといった場合は、左右均等に身体を使うように気をつけてあげる。
- 四つん這いをさせるーハイハイ卒業後でも、遊びの中に四つん這いの動きを取り入れて、全身の筋肉を鍛える。腹筋を鍛えるために、コチョコチョ遊びも有効。
- しっかり噛むことができるように、食事で椅子に座らせるときは、足の裏がしっかり足置きにつけさせること。(足の裏をしっかりつけることは、姿勢にも関係あるそう)
歯と直接関係ない内容ですが、日常生活で気をつけることができることばかりですね。「食事時に椅子に座らせるときは、足がきちんとついていたほうがいい」というのは、知識として知っていましたが、そういう意味があったとは!
また、歯科医師の方からは、虫歯予防のためには鼻呼吸する=口呼吸をしないというのも大切だと言われました。口呼吸では、外気を消毒する機能が不十分とのこと。鼻呼吸で、風邪や口内炎なども防げるそうです。また、虫歯は母子感染が非常に多いので、「お母さんの歯科ケアも大事ですよ」とも言われました。
ママの口腔ケアは?
やはり定期的なメンテナンスは欠かせないとのことでした。
「虫歯がない」という私のような大人でも、特に30歳を過ぎたら、気をつけなくてはいけないのは歯周病、とのことでした。歯そのものは健康なように見えても、その土台である歯ぐきにトラブルが起きていることも多いそうです。自覚症状がでたときは発症してしまっていて遅いとのことでした。
大人の歯科チェックは、クリーニングや虫歯の有無はもちろん、歯周病の早期発見、早期治療も重要で、理想的には、理想的には半年に1回、診て頂くのがよいそうです。親子で定期的に歯科通いすることも考えてみたいです。
歯は万病のもと
と昔から言われています。歯がしっかりしていないと食生活、ひいては健康状態にも影響がでてしまいますよね。
調べてみると、歯が悪くなることによる健康への影響は、食生活を通じてだけではないようです。
口周辺の組織に異常が生じると、口は頭に近いことから脳の中心部への作用があり、頭痛や脳の機能低下を引き起こしてしまうそうです。脳機能の低下が、ホルモンや免疫、自律神経に影響を与え、特に自律神経の低下が内臓機能の低下にもつながり、全身に影響がでてしまう、ということでした。
まとめ:歯から考える健康
先日、健康という資産というエントリーを書きましたが、歯もまさに、一生ものの資産ですよね。しかし、残念ながら、経年劣化を避けられない資産です。劣化を少しでも遅らせないと!毎日の積み重ねが歯の健康、そして全身の健康をもつくっていくのだな〜、と改めて実感させられました。
身体というのは、どこか一部の働きが悪くなると、そこをカバーするために、別の部分に負担がかかってしまいます。不調を感じたらすぐに対処するだけでなく、早期発見・早期治療も大切。そのためには「予防」が重要。これからの健康管理は、歯に限らず、「予防」がキーワードとなりそうです。
それにしても、子どもって、どうしてあんなに歯みがきが嫌いなんでしょう?笑