土曜日の朝は、夫と息子の二人でGymboreeに行ってもらっています。そして私は、貴重なお一人さまタイム〜!
さて、昨日は2回目のヨガ・セッションでした。
まだ2回目ですが、早くも自分にとって、欠かすことのできない貴重な時間となっていることを実感しています。
心も身体もオープンにして、自分自身と向き合うことができる時間だからだと思います。
かつて、大学時代のゼミの教授のところで秘書的な仕事をしていたことがあります。先生のスケジュール表には「MGM」という時間がありました。MGMは、”Meeting Myself”といって、先生がご自分と向き合うために定期的に確保している時間、それこそ何十年も続けていらっしゃる習慣でした。
どんなに忙しくても、その時間に首相からののアポイント依頼があってもお断りしてしまうほど、「この時間を定期的にもつ」という先生の姿勢、コミットメントは徹底していました。
ハーバード・ケネディースクールでお世話になったLant Pritchett教授も、こう言っていました。
どこへ行っても何があっても、自分にとって何が一番大切かを忘れるな。そして、常にそれを一番の価値、判断基準にしろ。絶対にブレるな。
そう、私の周囲で、そして、おそらく世の中全般において、何かを成し遂げている人というのは、例外なく「自分の価値観」=判断基準をしっかり持っています。その「価値観」を見つけるために、定期的にかつ継続して自分と向き合い(=つまり習慣になっている)、また、その「価値観を守る」ということに対するコミットメントも非常に高いのです。
振り返って、私自身の場合…何が大切なのか、ということは、わかっています。それは家族です。
ただ、「家族」は、私のこれまでの人生にはなかった軸なので(いや、もちろん、私にも家族はいたので「なかった」というのは言い過ぎなのかもしれませんが)、なーんか、人生がちぐはぐな感じでしっくりきていないんですね。
「家族」という新たな基軸をもって、自分の人生を再構築しなおす必要があるわけです。が、まだ、その整理が自分の中で上手くついていないということなんだと思います。
かのダライ・ラマもこう言っています。
変化を心から迎え入れなさい。ただし自分自身の価値観を失わないようにーOpen your arms to change, but don’t let go of your values.
毎日一人になる時間をつくることーSpend some time alone everyday.
まず、手始めにできることとして、週に1回、このヨガの時間だけは、何があっても死守しようと決意しました。次なる課題は、毎日の生活の中で、自分と向き合う時間をつくることでしょうか。
ところで、Pritchett教授は、あのシェリル・サンドバーグにとって、社会人になって最初のボスらしいです。実際は、彼女はラリー・サマーズ氏の部下だったので、自称?(笑)多忙だったので実質、自分がボスだったと。二人はとてもよい友人とのことです。
My first boss: Facebook’s Sheryl Sandberg and economist Lant Pritchett
記事の写真で、派手なピンク色のシャツを着ていますが、このシャツ(ちなみに靴も)見覚えあります。原色が大好きなんです。ハーバード・ケネディースクールの教室で初めて会ったときは、オレンジ色のシャツでした。