キャリア

しつもん読書会 in ヤンゴンー松下幸之助に思うハーバードで学んだリーダーシップ

月曜朝は、しつもん読書会!第3回目に参加してきました。(2回目は体調不良のため欠席…)

今日は、いつメン(=いつものメンバー)に加えて、新しい参加者(弁護士の方)+日本からの出張者の方(経営者の方)も参加。

 さて、今日の”しつもん”ですが、

 Q37 あんた、どない思う? By 松下幸之助

 この“しつもん”をさらに掘り下げる質問は、この3つです。

  • 指示・命令のメリット、デメリットは何ですか?
  • 上司から意見を聞かれると、どんな気持ちになりますか?
  • どんなリーダーが理想ですか?

私は…指示されたり命令されたりするのが嫌いで、上司に限らず人に意見を求められても全然平気なタイプです(笑)

私的にヒットだったのは、3つ目の「理想のリーダー」に関する質問。久々に大学院時代にとったリーダーシップの授業の教科書を出してきて、夜中にしばし読み耽ってしまいました。

私は、自分の中での「リーダー像」を、

  • (全員が満足するものではないにしても)組織やコミュニティを、前へ、そして同じ方向に動いていく推進力となることができる人
  • 「場」にポジティブな変化をもたらすことができる人

というふうにとらえています。

この”しつもん”は、そのために必要な「コミュニケーションの”はじまり”」、つまり相手の価値観や興味関心を探っていくための最初の質問なのではないかな、と感じました。

いつか書きたいと思っているテーマの一つですが、ハーバードで学んだリーダーシップとネゴシエーションには共通点があると思っていて、この「相手の価値観を探る」という部分がまさにその部分だと思っています。

他方、参加者の方の関心が高かったのは、日々の仕事、特にミャンマー人スタッフとのコミュニケーションのコンテキストでの「どない思う?」という質問。

open questionなので、自分の意見をしっかり持っていないと、あるいは、思考をしっかり組み立てられる力がないと、なかなか答えられないというところで、皆さん苦労されているようでした。もちろん、私も同じ悩みを持っています。

「思考」は最近の私のキーワードです。これは筋肉と同じ(思考筋!)自分の経験からしても、訓練を積めば鍛えられると思うのですが、そのトレーニング方法がまだ体系化できていないなというところでしょうか。

そういった議論のなかで、参加されていた経営者の方が指摘されていたのは、

  • 質問の意図、目的を示すことが必要なのでは?(”なぜ”その質問をするのか?)
  • 当事者意識、責任感がないと、質問の意図や目的を汲み取れない

という点。

うーむ経営者、やはり、目線が高いですね。またしても余談ですが、こうして議論の「場」で視点を変える(あげる)というのは、リーダーシップを発揮することに他なりません。

前者は、かなりやっているという自負があるので、後者、当事者意識や責任感を醸成するための努力、創意工夫がまだまだ足りないのかな、という気がしました。

当事者意識や責任感というのも一人一人が発揮するリーダーシップの一つの表れです。リーダーシップを存分に発揮するためには、やはり、自身の信念や価値観が何なのかをしっかり持っておく必要があるのではないでしょうか。

そして、この信念や価値観というのはファウンデーション(基盤)、いわば骨格で、しっかりとした骨格にこそしっかりとした筋肉=思考筋がついてくるのかな、というイメージがふと自分の中にわいてきました。

今日の読書会は、新しい気付きもありましたが、むしろ、自分の中にあった思考の断片が整理、言語化されてスッキリ!しました。その割には、書いてる文章が徒然ですが…(苦笑)

皆さん、来週もよろしくお願いします!

[おまけ]

リーダーシップの教科書

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Leadership on the Lineは、日本語版もあります。

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