今年に入って、今後のキャリアをどうするかを模索すべく、独立・起業も視野に入れて、色々と動いていました。
アイデアもないわけではなかったので、実際にその方向で動いてみると、外的要因でうまく事が運ばなかったり、何だかしっくりこない気がして、もう1歩、踏み込めない…アクセルを踏みながらブレーキをかけてしまっている、そんな感じでした。
そんなとき、ふと、一つの考えがむくむくと自分の中に湧きあがってきたのです。
独立・起業ありきで考えていたけれど、今の仕事を続けるのも一つの選択肢なんじゃないか?むしろ自分はそれを望んでいるのではないか?ということに。
そもそもの発端が「諸処の事情により今の仕事を続けるのは難しいんじゃないか」というところだったので、「今の仕事を続ける」という選択肢は最初から除外してしまっていました。
まさに灯台下暗し!(苦笑)
振り返ってみると、2006年にカンボジアでの勤務を終える頃にも、今と同じように進路に迷っていました。
30歳になる前、結婚や出産というライフイベントもこれからなので(とはいっても当時、具体的な計画があったわけではなかったんですがね~。笑)、このまま国際開発の仕事を続けていくと自分の人生が難しくなっちゃうかもしれないな、と考えたからです。
結局そのときは、他にやりたいことを見つけられない、という割と消極的な理由で、同じ業界にとどまることを選びました。
そこからさらに2年の月日が流れた2008年の夏、私はアフガニスタンでこんなことを考えていました。(昔のブログより)
読み返して思うのは…。
なーんか、月日が流れても、いくつ歳をとっても、同じところをぐるぐる回ってるだけじゃね?(笑)ということ。なんだかんだいって、この仕事が好きなんですよね。
そして、こういう迷いや悩みというのは、周期的に巡ってくるものだということ。
ここ数年、自分の軸は何だろう?と考えていましたが、決して軸がないわけでもブレていたわけでもなく、ライフイベントにより自分のおかれている環境がかわり、それにともないプライオリティ(=価値観)もかわり、それらを調和させるのは、それなりに時間を要するということなんでしょう。
変化が起こり、それに適応しようとすることは、ある意味、人間として自然な営みなわけでして。もう人間は、悩み迷う生きものなんだな、と。
自分で勝手に迷いをつくって悩んでるだけだったんじゃないか?という気さえしてきました(笑)
悩みや迷いのある人は、人に話してみたり、ブログや日記などの形で言語化すると、自分の思い込みに気づき、客観視できるかもしれません。そして、何だか変わりたいのに行動できないな~、と思っている方。進もうとしている方向に違和感を感じたら、そんな自分の心の声をしっかり聴いてあげるというのも大切な気がします。
また迷いが生じたら、今日のブログを読み返そうと思います。
読んでくださって、ありがとうございます。